「緑豆もやし」と「大豆もやし」の
主な違いは
原料の豆、
栄養素、
茹で方です。
栄養面で優れているのは
「大豆もやし」
ゆでる時間が短いのは
「緑豆もやし」
となります。
どれくらい大豆もやしの
栄養価が優れているのか、
ゆでる時間が違う理由など
くわしく説明していきます。
「緑豆もやし」とは
日本で1番生産量が多いもやしとなります。
一般的にもやしといえば、
「緑豆もやし」のことになります。
緑豆もやしの原料:緑豆
くせのない味で甘みがあり、
みずみずしさがあります。
「大豆もやし」とは
原料が「大豆」なので、
栄養価が高いもやしになります。
豆がついているので、
歯ごたえがあります。
栄養の違い
食品成分表から、
「緑豆もやし」と「大豆もやし」の
栄養を比べてみます。
100gあたり
緑豆もやし | 大豆もやし | |
カリウム | 69mg | 160mg |
ビタミンB1 | 0.04mg | 0.09mg |
葉酸 | 41μg | 85μg |
食物繊維 | 1.3g | 2.3g |
ビタミンC | 8mg | 5mg |
表からもわかるように
だいたいの栄養素が
約2倍、大豆もやしのほうが多いです。
さらに、大豆もやしは
大豆からできているので、
「イソフラボン」や「サポニン」が
含まれています。
「イソフラボン」は体内で
女性ホルモンと同じような
働きをします。
この働きにより、
更年期障害の緩和や
骨粗しょう症の予防などに役立ちます。
「サポニン」は
苦味やえぐ味の
成分なんですが、
いろいろな研究で
肥満や生活習慣病の予防に
役立つことがわかっています。
加えて、
大豆もやしには血中コレステロールを
下げる効果がある「大豆たんぱく質」
悪玉コレステロールを
減らす「レシチン」も
含まれます。
この2つの成分により、
動脈硬化や高血圧などの
予防にも役立つのです。
栄養素や効能で考えると、
「大豆もやし」は
かなり優秀なもやしになります。
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茹で方の違い
緑豆もやしを茹でる場合は
お湯から10秒~15秒ほど
ゆでるだけでいいです。
大豆もやしの場合
豆の大きさにもよりますが、
1~5分はゆでないといけません。
茹でる時間が長いのはなぜ?
大豆もやしは短い時間で茹でると、
豆の部分に火が通らず
生ゆでになります。
しっかりと豆まで
火を通すには
どうしてもゆでる時間が長くなります。
茹でる時間が長くなると
栄養素が流れ出るのか?
茹でる時間が長くなることで、
どれくらい栄養素が
流れ出るのかみてみましょう。
食品成分表から、
ゆでもやしの
成分をみてみます。
■大豆もやしのゆで
カリウム:160mg⇒50mg
葉酸:85mg⇒39mg
大豆もやしは茹でることにより、
カリウムが約1/3
葉酸が半分ぐらい減っています。
■緑豆もやしのゆで
カリウム:69mg⇒24mg
葉酸:41mg⇒33mg
緑豆もやしは茹でる時間が短い分、
カリウムは約半分、
葉酸は8mgしか減っていません。
100gあたり
大豆もやし | 緑豆もやし | |
カリウム | 50mg | 24mg |
葉酸 | 39mg | 33mg |
食物繊維 | 2.2g | 1.5g |
ビタミンB2 | 0.04mg | 0.04mg |
ビタミンC | 1mg | 2mg |
生では2倍ぐらいの差だったのが
茹でると、
あまり変わらなくなります。
この数字をみると、
大豆もやしは炒めて
食べた方がいいと思うでしょう。
でも、大豆もやしは下ゆでしないと、
青臭さが残ってあまり
美味しくありません。
茹でてもダメ、炒めてもダメ、
大豆もやしで栄養を
壊さないようにする方法はないのか
と思ったのですが、
栄養をなるべく
壊さない調理法がありました。
それはレンジでチンです。
http://www.saladcosmo.co.jp/blog/?p=1578
このデータからわかるように、
レンジで温めると
かなり栄養が残っています。
大豆もやしを選ぶなら、
サラダコスモの大豆もやしが
オススメです。
サラダコスモの大豆もやしは
袋のままレンジでチンできる
パッケージとなっています。
わざわざ容器に移さなくて
いいので楽ちんです。
最後に
栄養面で優れているのは
「大豆もやし」ですが、
値段的に安いのは
「緑豆もやし」になります。