ひじきの鉄分が激減した本当の理由とは|鉄釜でアップするのか

172031

 

「鉄分の王様」といわれていた

ひじきが、実は鉄がなかったという

衝撃の事実が判明しました。

 

 

2015年に食品の栄養成分をまとめた

日本食品標準成分表が

5年ぶりに改訂されました。

 

今回の改訂で7回目です。

 

 

7回目の改訂となる

2015年版の成分表は

大幅な見直しがありました。

 

例えば、

15年ぶりに掲載している

食品を313点も増加。

 

社会のニーズに合わせて、

惣菜を追加など。

 

 

この大幅な改訂で

ひじきの鉄分量が

すごく変わりました。

 

2010年版までの成分表では

100gあたり55mg

あったひじきの鉄が

6.2mgに減少。

 

55→6.2です!

 

およそ9分の1!

 

これだけ減った理由として、

製造に使う釜の多くが

鉄製からステンレス製に代わったことに

よるとされています。

 

 

2015年の食品成分表をみてみると、

 

ほしひじき/ステレンス釜、乾の

鉄は6.2mg

 

と書いています。

 

鉄釜のほうもあり、

こちらは58.2mg

と記載されています。

 

100gあたりの成分表

ほしひじき 鉄釜 ステンレス釜
58.2mg 6.2mg

 

実は鉄釜のほうは

2010年版より

鉄分が多くなっています。

 

ステンレス釜ではなく、

鉄釜を使用したほしひじきを

購入すればいいと思いますが、

 

市販のほしひじきには

鉄釜を使用したのか

ステンレス釜を使用したのか

わかりません。

 

鉄分豊富な

ほしひじきを入手するのは

運次第ということになります。

 

 

そのうちどこかの業者で

 

「うちのほしひじきは鉄釜つかってます」

 

みたいなキャッチフレーズをつけて

販売してくれるかもしれません。

 

 

家で鉄鍋を使えば、鉄は増えるのか?

 

日本食品標準成分表に関するQ&Aの

回答によると、

 

通常の調理で鉄鍋を使用した

場合については調査していません。

 

釜での調査はしたが、

ご家庭で使う「鍋」は

調査してないので

わからないということです。

 

 

ひじきではないですが、

ビーフシチューをつくるのに

鉄鍋とステンレス鍋をつかった実験によると、

 

4.19mgの差がでたという

データがあります。

 

他にも玉ねぎ100gに

水、塩、トマトケチャップを加え、

鉄鍋で5分加熱。

 

その結果

鉄が1.04mg増加することも

わかっています。

 

※岩手大の及川桂子名誉教授の実験

 

 

鉄鍋をつかうことにより

鉄分は増えていますが、

ちょっとの差しかありません。

 

本当にひじきは鉄釜と

ステンレス釜の違いで

あれだけ鉄分が変わるのか

疑問に思います。

 

 

そんな疑問をもったのかはわかりませんが、

日本ひじき協議会は

ひじきの鉄分の量について、

独自で調査しています。

 

 

日本ひじき協議会の調査結果

 

日本ひじき協議会とは

ひじきの情報を配信して、

日本人を健康にしようという会です。

 

日本ひじき協議会は

日本産ひじきを52コ、

調査しました。

 

その結果、7.7mgの鉄分

日本産のひじきには

含まれることがわかりました。

 

7.7mgといえば、

食品成分表は6.2mgだったので

ほとんど差はありません。

 

 

この数値に納得できなかったのか、

日本ひじき協議会は

韓国産ひじきと中国産ひじきも

調査します。

 

14コの韓国産ひじき、

12個の中国産ひじきを

調査した結果、

 

韓国産ひじきは47.6mg

中国産ひじきは47.7mg

 

これまでの食品成分表の55mgに

近い数値が確認できたのです。

 

韓国産ひじきも中国産ひじきも

使用している釜は

ステンレス製です。

 

※2015年版の

成分表で分析したひじきは

日本産です。

 

 

まとめると、

 

産地 鉄(mg/100g)
日本産(52検体) 7.7
韓国産(14検体) 47.6
中国産(12検体) 47.7

 

 

この結果を受けて、

日本ひじき協議会は

産地別に鉄分含有量を調べていくと

言っています。

 

 

最後に

 

調理器具によって、

食材の鉄分は変わりますが、

ひじきは変わりすぎです。

 

野菜は季節により、

旬などにより

栄養素の量が倍ぐらいかわります。

 

ほうれん草でいうと

冬のほうれん草のビタミンCは

夏のものより、

約3倍多くなります。

 

海藻類も旬の季節で

栄養価は高くなります。

 

そして、栽培方法にもより

栄養価は変わってきます。

 

 

ひじきもあれだけ変わったとなると

収穫した産地や時期によって、

変わったといったほうが

いいのかもしれません。

 

食品成分表の改訂前に

調べた「ひじき」というのは、

 

たまたま旬の時期のもので、

めちゃくちゃ鉄分を含む産地のものを

選んだひじきだったということです。

 

 

鉄分は大幅に減ったひじきですが、

他の栄養素の量は変わっていません。

 

「カルシウム」は1000mg

「マグネシウム」は640mg

「カリウム」は6400mg

 

ミネラルはすごく豊富です。

 

 

そして、鉄分が衝撃的すぎて

あまり話題になっていないですが、

食物繊維は改訂後のほうが増えています。

 

2010年版は    43.3g

2015年版は  51.8g

 

 

これからひじきは「鉄分の王様」ではなく、

「食物繊維の王様」と

呼べばいいのかもしれません。




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